ししゃもの好き好き

B-Tだったり関ジャニ∞だったり石鹸だったり。思いついたよしなしごとを気まぐれに書いています。

チェッカーズ

以前にも書いたかも知れませんが。
日比野が中学時代どっぷりはまっていたアイドルバンドがあります。
THE CHECKERS
バンドの来歴等はここを見てね。
日比野がチェッカーズにはまったのは中1の時。
突然何を思ったのか、
秋の終わりの休み時間、
「あ、
チェッカーズを聞いてみよう!」
と思ったのでした。
何だったんだろうな、
あの瞬間。
クリスマスのプレゼントに2ndアルバムの「もっと!チェッカーズ」を買ってもらい、
その1曲目の「今夜はCまでRock'n'roll」でノックアウトされてしまったのでした。
シングルよりも先にアルバム聴いてんのね。
その後、
1stアルバムを買い、
順に発売されたアルバムを買い、
出演映画を見て、
と中学生なりに精一杯ファンをやっておりました。
私の好きだったメンバーはベースのゆーちゃん。
大土井裕二様。

これ若い頃だね。
今は年相応におっさんになってる写真ばっか出てきてますが。
それはそれで渋くてかっこよい。
で。
高校に入っても半年くらい?は結構熱心にファンやっていたんですよ。
ファンクラブに入るとかはしなかったけど、
アルバム出れば買っていたし、
雑誌でチェッカーズの特集号出れば買うくらいには。
この年にリリースされたアルバム「GO」は、
初のオリジナル曲オンリーのアルバムだったけれど、
今でもこれは名盤だと思います。
[rakuten:surugaya-a-too:10660774:detail]
「QUATRE SAISONS」なんて超名曲ですぞ。
そんな日比野も、
BOOWYBUCK-TICKに打ちのめされて、
いつの間にかチェッカーズから離れてしまいました。
最後に買ったアルバムは、
翌年に出た「SCREW」。

SCREW

SCREW

これも名曲揃いなんですが、
ロックバンドのうなるギターやヘヴィなビートを知ってしまった後では、
何と言うか音がまったりしすぎていて、
「あ、
もうこれ以降はアルバムを買わないだろうな…。」
と、
思ってしまったのでした。
今でこそ
「鳥になった少年の唄」とか、
「Blue Rain」とかしみるんですけどね。
ただ、
日比野にとってはチェッカーズは青春時代の思い出のバンド。
アイドルかつバンドって言うスタイルをいち早く確立した、
唯一無二のバンドだったと思っています。
初期のアメリカンポップスっぽい曲もいいけど、
メンバーオリジナルの曲も好き。
どっちもチェッカーズなんだからね。
さてはて、
どうして今更こんな話をするかというと、
実は昨日図書館で除籍本をもらってきて。
それが、
ずばり、
チェッカーズ」って言う本だったんですよ。
チェッカーズ

チェッカーズ

これは10年くらい前に結構(悪い意味で)話題になった本で。
内容的には、
メンバーの一人、
高杢禎彦氏(モク)のガン闘病記と自らの半生記とチェッカーズ時代の回顧録
ガン闘病記はまあ良しとしましょう。
自分がもうすぐ死ぬかも知れないという大病を患ったわけですから、
告知から入院、
手術などの経過を患者目線で書くことは、
別段悪いことじゃない。
同じ病を得た人々にとっても、
こういうケースもあるんだというベンチマークになるでしょう。
ただ、
モクの文章に書き方のせいか?
あまりにも主観的な内容になっていて、
先生や看護師さんへの憤りの感情など、
幼稚な部分がかなり露わになっていて、
読んでいて痛い気分になってきます。
憤りならまだいいんだけれど、
自分で書いているとおり短気過ぎちゃって、
なんて言うかやくざの文章読んでるみたいです。
でもこの部分に関しては、
まだ我慢できるの。
後半、
チェッカーズ結成までのエピソードを読むと、
頭が痛くなります。
基本的に私は不良って言う人種が嫌いなんですが、
(好きな奴いるのか)
この人はそれを武勇伝のように書いてるのね。
小さな頃から身体が大きかったからけんかで周りを言いなりにさせていたとか、
中学の頃他校に殴り込みに行って警察沙汰になったとか。
多少なりともやられた側に対する申し訳なさのようなことも書いてはあるけれど、
それでもやっぱり
「俺はやってやったぜ!」
と言う思いが行間からにじみ出ていて、
「あいたたた…」
って気分になります。
チェッカーズ結成のエピソードは昔本で読んだことがあったけど、
モクは無理矢理入ったようなもんだったんだよね。
楽器ができないから、
歌で勝負、
みたいな。
本人もそれを認めていてその通り書いているんだけれど、
本当にまるでジャイアン
あー、
ほんと、
胸くそ悪い。
amazonさんの評価を見ても、
まぁずたぼろですよ。
読まなきゃ良かった、
とは思いませんが。
(私がフミヤファンじゃなかったからかも…。
フミヤのファンなら多分本を捨てると思います)
自分が一番チェッカーズのことを考えていた、
みたいに書いてあるけれど、
本当に考えているなら今更こんな本書かないんじゃないかな。
バンドがオリジナル曲にこだわっていくのは、
バンドマンとしては当然のことだし。
それを、
金のためにデビュー当時からお世話になっていた作曲家を裏切った、
みたいな書き方しているのが、
どうにもこうにも自分勝手な言い方だなぁ、と。
アイドルならそれも有りなんだろうけど、
当節アイドルだって自分たちで曲くらい書きますからな。
正直、
芹澤さんの曲、
嫌いじゃないけど、
チェッカーズがオリジナル曲を出し始めた頃には既に若干古くさくなっていたからね…。
モクがチェッカーズを解散させたくなかったのは、
自分が芸能界の日の当たる場所をずっと歩くためにはそのネームバリューが必要だったから。
そう思わざるを得ません。
なんて言うか、
この本を書くことによって自分自身の小ささを露呈することになっちゃったんだよね。
ガン闘病記だけにしておけばよかったのにさ。
はー、
いつの世も、
暴露本って言うのは書いた本人も貶めることになっちゃうもんなんですなあ。